メモランダム

アクアフレッシュを口に含んだ瞬間福井をおもいだした。
『電極的』と想像すると即物的でいやになるけれど、
そもそも記憶は、いつでもランダムアクセスだ。
メモランダムということばにrandomという語感を感じてしまう。

18歳のときDUMB TYPEの『メモランダム』を見た。
あれはrandomだったのかな。

板橋から初台まで自転車で行き、
初台で会った人に、
初台から駒場まで行ってまた初台に戻ってきた時に、
また会ったことを思い出した。

小学4年生のとき
「紺色の帽子」クラスだった時の水泳のコーチが
スイミングスクールをやめて、
別のスイミングスクールに勤めることになった時、
「おまえも一緒にこないか」と言われたことを
思いだした。


系の中に視点を持っていても、
念入りに観察すれば、俯瞰的な考察を得られるという比喩。